プログラミング言語の最適な学習方法を論じた資料はたくさんあります。たとえば次のような方法です。
- 書籍や雑誌を読む。
- Webサイトの資料を活用する。
- 同僚から学ぶ。
- トレーニングコースを受講する。
- オープンソースプロジェクトを探索する。
しかし、高度なC++テクニックを、小さく焦点の絞られた例で説明する資料を見つけるのは難しいものです。C++スキルを高めたい場合には、標準仕様書を読むことがよく推奨されます。ただし、それは大変な作業です。1,500ページを超える文書を読み進めようとする開発者は多くありません。
もう1つの方法は、コンパイラのソースコードに付属している小さな例を学ぶことです。GCCやClangなどのオープンソースC++コンパイラは、C++標準を実装しています。幸い、Clangには標準への準拠を検証するための大規模なテストスイートが用意されています。これらの例は実装が優れており、理解しやすく、コメントも充実していて、多くのC++機能を網羅しています。
これらの小さな例を探索すれば、特定のC++機能への理解を深められます。多くのテストケースは $LLVMPATH$\tools\clang\test にあり、コンパイラのさまざまな側面をカバーしています。

C++構文については、 SemaCXX ディレクトリにある例を探索できます。このディレクトリには、C++11やC++14で導入された機能を含め、ほぼすべてのC++機能を網羅する興味深いテストケースが多数含まれています。

例として、cstyle-cast.cpp ファイルにあるCスタイルキャストを見てみましょう。

このテストには充実したコメントが付いており、さまざまなキャストケースが説明されています。開発者はこれを探索することで多くを学べます。
まとめ:
Clangのテストスイートを探索すれば、どんなC++開発者でもプログラミングスキルを高められます。C++のエキスパートでも、これらの焦点の絞られた例を学ぶことで新しい詳細を発見できるでしょう。
